さて今回は美味しいテイクアウト情報、山形のお弁当といえばここ!との呼び声が高い創業から半世紀以上の老舗弁当店のご紹介です。
ということでやってきましたのが山形市堂町、千歳橋のたもとにありますこちら!
九十九弁当の九十九鶏本舗さん!老舗といいながらやけに新しい建物なのは5年前に城北町から移転オープンされたから、以前よりも駐車場が広くなり利用しやすくなったそうです。
迫力のある大きな木製看板が目印、それではお弁当を購入してみましょう。
商標登録九十九鶏!
これまた風格のある木製看板がお出迎えする店内はテイクアウト専門ですので入口で注文と受け渡しのみ。
ショーケースにはお弁当のサンプルが並びます。
九十九鶏本舗さんでは「九十九鶏弁当」というご飯の上に鶏そぼろと鶏の照り焼きが乗ったお弁当がベースに、異なるおかずが加わるメニューが2種類というストロングスタイル、以前はベーシックな九十九鶏弁当のみの販売だったのだとか、このブレの無さが老舗のこだわりなんですね。しかも迷ったこれ!と一番安いお弁当を進めてくるあたりが素敵じゃないですか!
見えづらくて恐縮ですがお値が張る「極上」は前日まで予約しないと買えないようです。どんなお弁当かはこちらをどうぞ↓
九十九鶏弁当
お弁当の他にはご贈答に喜ばれる九十九鶏の粕漬も。
味がなじんでから焼くと美味しいみちのくの味。
様々な催しで利用される機会があるのでしょう大量注文の料金表も。注文の多い場合は事前に電話予約したほうがいいようですね。
こちらが詳しいお品書き(2020年6月現在)。九十九鶏のそぼろ煮のみでも購入できるんですね。
ショップカードより。鶏もフォントもかわいいのでステッカーかTシャツにしていただきたいです。
九十九鶏弁当を待つ間この屏風絵に鶏が何羽いるか数えてみるのも一興です。
この日は天気が良かったので千歳橋横にある公園でいただいてみることにしました。以前こんなイベントに参加させてもらった場所でもあります↓
石のベンチをテーブルに、椅子を持参してみました。
同行してくださいましたイシイさんのご厚意で今回は九十九鶏弁当のノーマルと鶏の巻物入りの二種類を食べ比べてみることができました。
ヒヨコと玉子のかわいいテープが鶏の巻物入り。
蓋を取れば箸におしぼり、そして経木風の弁当箱、雰囲気ありますね。
あっ、なにか飛び出してる!
御開帳!
左がノーマルの九十九鶏弁当(810円)で、右は鶏の巻物入り。おかずが多いこと以外ほぼ一緒という内容となります。
いやーこの目を奪われる茶色いビジュアル、美味しいのがわかっちゃいますね!
メインの鶏の照り焼きは香ばしい焼き目のしっかりとした食べ応えのモモ肉、先ほどのブログによれば大盛りにすると2個が3個になるそうですよ。
なんといってもこのそぼろご飯の美味さ!!ご飯の上に隙間なく敷き詰められた甘辛く素材の旨味が凝縮された鶏そぼろは油分少な目なので冷えても美味しくいただけるようです。
鶏の巻物入りとは果たしてどんなものなのか!?
これが鶏の巻物!よく味が染みこんだチキンロール、これまた食べ応えあります。
同じものかと思いきやもう一つは鶏ひき肉にニンジンやインゲンが入った優しい味わいのしっとりとしたつみれロール、仕事が細かいですねえ。
鶏肉がメインの弁当を支えるおかずメンバーが箸休めとして抜群でカリカリ梅やきゅうりの漬物、煎り煮のこんにゃくとどれも九十九鶏を引き立たせるものばかり!副菜がしっかりしているのは崎陽軒のシウマイ弁当に通ずるところがありますね。
最後に甘いパインとサクランボのシロップ漬けをデザートにフィニッシュ!
いやーこれぞ老舗の上質、文句なしの美味しさのお弁当でございました!今回は出来立てすぐの温かい状態でいただきましたがこれって時間が経って冷めたほうがむしろイケるのでは?と思えてしまう弁当としての完成度に、いつの日か鉄道のシートでビールを飲みながらこの弁当をつつく、そんな旅を妄想してしまう九十九鶏本舗さんでございました。
九十九鶏本舗
山形県山形市銅町2-24-8
営業時間 9:00~18:00
定休日 1月1~3日 ※臨時休業の場合あり
TEL 023-665-5716
HP https://tsukumodori.com/
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