秋田紀行酒編その②でございます!
・【トラベル・飲み歩き】秋田の旅2016 その①
管理人の8年ぶりの悲願でありました秋田市飲みが遂にスタート、一軒目のからす森さんから
引き続き駅前を攻めてみようということになりました。
からす森から再び先ほどの更に駅からすぐのエリアへ。
なまはげ居酒屋には竿灯の提灯に灯がともり、さらにかっこよすぎる概観に!
すみません、でも我々はやっぱりここに行くしかないわけです!
というわけで「江戸前 宇の丸寿し」さん。この年季の入った暖簾からして名店の予感しかしません!
し、しっ渋いー!こじんまりとしたこれぞ寿司屋といったネタケースのカウンターに
店の情報がないのもあってドキドキしてしまいます。
ではではとカウンター席に座れば目の前の殻つきの貝が我々の注文を
まちかねているよう(な気がします)。
瓶ビールはアサヒのスーパードライ、陶製の器でいただきます!
こちら自家製の漬物、秋田でいうところのガッコ。大根、ニンジンに昆布にスルメ、ヌルヌルしない
松前漬けのような絶品しょうゆ漬け!さすが漬物王国秋田箸が止まりません!
この長屋は20年ぐらいこんな感じだよ、とこの場所で40年以上営業されているという親方、
我々のような初めての客にもいろいろと丁寧に説明していただきました。
ますはお刺身、いただいたのはサザエとホッキの二点盛り。
サザエは新潟産、甘みの強い身の旨さはもちろんですが、全く苦みのない爽やかな磯の香り
がする肝は「新鮮だからだよ」とのこと。そんな簡単にいいますけどこんなに美味いサザエには
なかなかお目にかかれません。
そしてホッキは醤油に漬けるとキュっと身がしまる新鮮さ。
だってさっきまで活状態だったんですもの。
ワザビは直前におろしたばかりの本根わさび。
雑味のない爽やかな辛さにこれをつまむだけも十分呑めます。
後に来られたここに毎日通っている(!)という常連さんに、「じゅんさい食べた?」と聞かれ、
じゃあいただきますと注文したのがこちら。
なんでもこれが今期最後の仕入れだというこのじゅんさいに「まだ時期は終わってないのでは?」と
聞けば「このぐらい小ささじゃないと美味くねえんだ」という親方のこだわり。
ふ~ん、そんなもんなんですかねえ(半信半疑)。
ヌハッ、たしかにこれは驚きの美味さ!!!
高級なゼリー寄せのようなツルンとした粘液の中にシャキシャキとした繊細な食感!
この味わいはこのサイズじゃないと出せないんですって。
ちなみにこれより大きくなったものは鍋やバター炒めなどが美味しいんだとか。
知らなかったーこれぞ地元ならではの情報ー!
「これはもう酒だ!」とたまらずおまかせの日本酒をオーダーするイシイさん。
こちら美郷町の酒「春霞」。他にも秋田のうまい酒が揃っているようでした。
おすすめを軽く握っていただきましょうと、イカとヒラメ。
純白の身に控えめな大葉の緑、地物のアカイカ、ヒラメは青森産だそうで白身の美味さに悶絶!
ウムムム、もっと食べたいぞ!
じゃあアジはどう?と親方、いただきます!
ネギがこぼれるから醤油は上から垂らしたほうが食べやすいとのこと。なるほど!
これまたフレッシュで脂の乗ったいいアジです。
小ネギもいいアクセント、う~んこれまたしみじみと旨い…。
いやーすばらしかった!!
その①で旅は下調べが重要とかいいましたが、この飛び込みでいい店に当たるというのも
旅の醍醐味!後ろ髪引かれる思いでこの店を後にしました。親方また来ます!
駅前の飲食店には気になる店が沢山ありましたが、またの機会のお楽しみということにして
次なるエリアに向かいました。
続いてやってきましたのはJR秋田駅、あれ、どこかから祭囃子が聞こえてくるのですが…?
おおおお、まさかの生演奏!こちら来月始めにある秋田夏の一大イベント「竿灯祭り」の練習が
連日公開されているのこと!動画でどうぞ↓
いやーなんか得した気分です。
続いては駅構内へいってみました。
秋田駅は97年の秋田新幹線の開業にあわせてこの新駅舎に立て替えられたそうで、
東北の駅100選にも選ばれているそうです。
スポっとなまはげ!
秋田こまち!
北鹿(ほくしか)!秋田らしくていいなあー!
そしてこの時期はやはり竿灯!
でかっ!これを一人で持ち上げちゃうんですからさぞかし壮観なのでしょうねえ!
一度生で体験してみたいものです。
東口から見る風景を懐かしむイシイさん。なにか思い出でもあるのでしょうか。
おおお、秋田新幹線こまち!
これに乗れば数時間で大都会東京にいっちゃうんだから未来だなあ~。
連絡通路に掲げられたキリン一番搾りの限定缶「秋田づくり」が気になります。
せっかくなので飲んでみましょうかと駅中のコンビニへ向かうも残念ながら売り切れ…。
酒はまだまだこの先飲むんだからいいかと西口にあるバスターミナルへ。
なんとこちらすべて秋田杉で建てられているの木造の待合所なのです!
なんでも2014年のグットデザイン金賞を受賞されたとか。
ネットの情報で夜にライトアップされるということでこの時間に来てみたのですが
実際に見るとそれ以上に美しいですね。
アスファルトとビルに囲まれた中にこの木のぬくもりというギャップが萌えますね。
用はなくてもこの中でバスを待ちたくなります。って、待ちませんでしたけど。
秋田の銘菓「金萬」!
そんな鉄道を利用しないのに楽しんでしまった駅前散策は終了、さあ次は秋田一の繁華街へ!
・【トラベル・飲み歩き】秋田の旅2016 その③
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