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さて、今回は初夏の爽やかな陽気の中、デイリーポータルZ日刊サイゾーなどでご活躍されている
ライターの玉置豊さんを囲んで繰り広げられました山形はしご酒のレポートです。
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日々忙しく全国を駆け回るルポライターの玉置さんが今回来県された目的は、自身が編集長を務める
ムックマガジン「趣味の製麺」の取材の為。
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この日は製麺本スタッフの禿生さんとイシイさんと共に管理人宅にて製麺機で本格的な蕎麦を打ってみよう
という企画の取材がありました。この模様は夏に発売予定の「趣味の製麺3号」をご覧ください。
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「取材後は打ち上げもあるんですよね?」という管理人の提案に「もちろん!」と二つ返事の
お酒も大好き製麺部の皆さん。製麺よりも入念な審議の結果、打ち上げ会場は山形市になりました。
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もちろん寝床も確保、常宿のアルファーワン山形へ。
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今回も激安なシングルにチェックイン。荷物を置いたら即集合場所へ。
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天気もいいので待ち合わせ場所まで徒歩で向かいました。
「冷やしらーめん」ののぼりが山形らしいですね。よし、シメはこれだな。
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この夕日を眺めながら一杯やれたら最高だなぁなんて思ったのですが、
その願いはこの後あっさり叶うことに。
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途中玉置さんとイシイさんとバッタリ。いやーノドが渇きましたねえ、と自然と早歩きになる我々。
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というわけで一軒目のお店「丸八やたら漬け本舗」さんに到着。
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え、ここで飲めるのかって?
丸八さんは「やたら漬け」は有名な漬け物処ですがそれだけじゃないんですよ!
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こちらなんと敷地内に「旅篭町立呑処」という酒場が併設されているのです!
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立ち飲みというとなんとなく簡易的なお店を想像してしまいましたが、そんな疑念を一掃する
オシャレで落ち着いた店内。しかもバーカウンター席では椅子に座って飲めるコーナーもあります。
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このお店の最高なところがマルハチの漬け物がお通し代の300円で食べ放題!
しかもこんなに品数があればもうこれだけで相当飲めちゃいますね!
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更にこのような大皿料理もあったりするからさあ大変!
立ち飲みだから軽く、なんて当初の予定などどこへやらな展開に。
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オシャレな店内も捨てがたいのですが、この最高のコンディション、入り口前のオープンテラスで
飲むしかないでしょう!
時折通過する帰宅途中の女学生の奇異な眼差しが若干痛いですが気にしないフリをします。
そうです私が変なおじさんです。
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それではキンキンに冷えた生ビール(350円!)でスタート!
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漬け物五種盛り合わせ、それぞれ美味い!こりゃ飲めますなー。
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予想以上にいい店だね!と満場一致の製麺部のみなさん。
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散歩中のカワイイ犬にほっこり。
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玉置さん、さっきからなにしてんですか?…あ、このぬいぐるみはもしや!
・うまい漬物が食べ放題!丸八やたら漬の旅篭町立呑処
↑なにかめんどくさいことやってるなあと思っていたら後日こんなまとめになるとはさすがです。
ちなみにリンク先の「酒場立ち飲みバルバール」では酔作テレビでお世話になっております
パリッコさん先日お会いしたチミドロのスズキナオさんなどもライターで参加されておられますので
あわせてどうぞ。
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お店の方に「それはなんですか?」と聞かれたりしつつも平常心で取材をこなす玉置さん。
その新しいオリンパスのカメラいいなあ。
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つまみは大皿料理から一人一品づつ頼んでみることに。豚の角煮はこのボリュームで300円!
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ゲソ天も300円、作り置きなので揚げたてではないものの、このシットリとした衣も
むしろアリな場合もありますよね、それがこれです。
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アサリの酒蒸しも300円。アサリのいい出汁がでています。
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お、イシイさんはホッピーにチーカマですか。角打ちっぽいナイスなチョイスですね。
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え?
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チーカマをマドラーに!!!
って割り箸あるでしょ!昭和を愛するイシさんのことですからきっと往年の「ポッキーオンザロック」を
チーカマでリバイバルしようとたくらんでるに違いありません。
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そして玉置さんがおもむろに紙資料を配布し唐突に始まった次号の製麺本会議。
あの部外者の私にこれを見せられても…。
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そんな時、遅れて登場のポチ兄貴!やったぜ会議なんかしてる場合じゃねえ!
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参加者が全員揃ったところで改めてカンパイ!
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せわしない帰宅ラッシュの時間を経て夕暮れの穏やかなひと時。あ、ここ天国だな。


あまりにも気持ちのいい空間でしたので動画にも収めてみました。
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気分がいいのもあってお酒のほうも大変捗り、続いては缶のハイボール(300円)を。
氷入りのグラスが付いてくるなんて嬉しいですねえ。
そして先ほどとは別な漬け物もを盛り合わせに。さすが老舗の漬け物屋だけあって素材や味付け、
漬け込み方の違いなど存分に味わえました。山形の漬け物は美味いなあ。
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ポチ兄貴のさすが飲兵衛といったチョイスのこまい焼き。淡白なのに奥深い白身の旨さ。
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お、これはまさか!
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店内にはぐい飲み一杯100円の地酒の試飲自販機もあるのです。至れり尽くせりすぎる!
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夕焼けに染まる緑が綺麗だなあと見上げると安心の防虫システムが。どうりで蚊に刺されないわけです。
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だいぶ出来上がってきた禿生さん。
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漬け物BARにあった唯一の煮物「くき煮」。濃い目で甘辛い味付でお酒が止まりません。
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いやーすっかり長っ尻になってしまいました。だって最高すぎるでしょここ。
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さて、ぼちぼち次行きますかと食器や空き缶をカウンターに返却して撤収完了。
ここはぜひまた天気のいい日にお邪魔したいです!
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「次は知ってる店だから」といち早く向かった禿生さんを追いかけます。
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続いてのお店は霞城公園の近くなのですがはっきりとした住所を誰も知らないという若干心配な状況。
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道中こんな横丁を発見。
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世界の…いや、もも焼きの山ちゃん!ここ良さそうだなあ。
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山形美術館前の広場へ。ライトアップされた樹木が美しいですね。
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そのまますずらん街方面へ向かうものの、目的の店は一向に見つからず…。
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残念、逆方向でした!
ぼんやりとした感じでしか場所を把握していない上に、全員酔っ払いというダブルコンボでこの体たらく。
そうそう、たしかこっちでしたよね!
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ということでやってきました二軒目は大手町にあります餃子と焼き鳥のお店「八重子」。
以前よりこのお店の噂は聞いておりましたこちらに念願の初入店です。
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うひょーいいカウンターだなあ!厨房にいらっしゃるのはこの店を一人で切り盛りする八重子さん。
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禿生さんの粋な計らいで早くも焼き鳥がいい音をさせています。
こんなに沢山焼いて迷ったまま我々が到着できなかったらどうされるおつもりだったのか、
ちょっと興味あります。
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飲み物は瓶ビール、お通しは糠と塩分がしっかりと効いた沢庵漬け、完璧です。
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結構歩きましたのでビールがまあ美味いこと!
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さあ、やってきました名物の焼きとり!こちらの焼きとりは塩焼きで砂肝オンリーなのだそうです。
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塩だからこその旨味とサクサクとした歯ごたえそして間のネギのハーモニー!
たまにハツも混ざっているそうです。
なんで砂肝だけかと伺えば、他ではこれだけでやっている店がないからとのこと。
オンリーワンってやつですね!
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いい色に仕上がったこけしの楊枝入れを眺めるだけでもビールが飲めます。
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続きましてやってきましたもうひとつの名物の餃子!しっかりと包み込まれた皮の中で存在感のある
荒みじんにされた野菜の食感がいいアクセントで後引く美味しさ。


更に名物といえば八重子さんの妙技、ビールの栓抜きを動画でどうぞ!
シュポン!と抜けのいいサウンドを聞くためにこの店に訪れるファンもいるのだとか。
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他のお客さんがいないタイミングで八重子さんにも宴に参加していただくことに。
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このお店の歴史や周辺の移り変わりなど興味深いお話を沢山伺えました。
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水槽の金魚を夢中で撮影する玉置さん。さ、そろそろ次行きますよー。
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居心地はいいわ、お会計もリーズナブルだわで大満足、噂どおりの名店でした。
次は冬しかやっていないという煮込みをいただきにまたお邪魔しますので八重子さんどうかお元気で!
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またしてもなぜか「先に行ってるから」と抜け出した禿生さんを追いかけます。
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というわけで山形市内屈指の飲み屋ゾーン七日町へ到着。
続いてはどんな店へ向かうのか、後編へつづく!
・【トラベル】初夏の山形市内ではしご酒・後編