今回は山形県高畠町にある中華そばの美味しいお店「山一食堂」をご紹介します。
※2019年7月に追記・再編集しました
こちらお食事処「山一食堂」は山形県高畠町高畠、昭和縁結び通り沿いにあります。
外観からもわかる通り昭和食堂といった懐かしい風情が残る店内にウットリ。
入り口の扉を開けるとドーンと巨大な天狗のお面がお出迎え。
座席は小上がりが三卓。
そしてテーブル席が三卓となっています。
店の雰囲気にマッチしたダルマストーブ。
メニューはこちら(2015年12月現在)。ラーメン類とご飯ものがメインとなっています。
厨房から聞こえた出前の電話でここにない「チャーシューメン」という注文が聞こえてきたので
多分裏メニューとしてあるのだと思われます(未確認)。
冷水はセルフで。
人という字は箸と胡椒が支えあってできているのです。
さあやってきました、こちらラーメン(600円)。バラチャーシュー、メンマ、海苔、そしてタップリの刻みネギというシンプルなトッピングに、薄口なかえしにきめ細かい油分が浮かぶスープ、もう見た目だけでも100点です。
その見た目の良さを裏切らない薄口なのにしっかりとダシの効いた完成度の高いスープ、やはりこういったシンプルなラーメンには茹で加減も固めでプリっとした食感の細縮れ麺がよく合います。
食べ進めていくうちに見えてくる店舗情報。出前の常連ならこの電話番号はそらで覚えていることでしょう。
そしてこちら「みそラーメン」(750円)。寒い季節にはこういった野菜入りの味噌ラーメンが食べたくなりますよね。左上にチラっと見えているのがお好みで調整できる辛みそです。
だいぶ油膜があるので最後のほうまで熱々のスープは炒め野菜と豚肉のうまみがスープにコクが加わり醤油とはまた違う美味さ。豆板醤系の辛味と酸味のある辛味噌を加えて味変も楽しめます。ここに来たらいつもコレ、という知人の声もうなずけました。
というわけで今回は二品のご紹介でしたが、噂ではとんこつラーメンもなかなかの味との情報もありますし、カレーやチャーハンのセットなどボリュームメニューに、夏の冷やし系とまだまだ気になるメニューばかり。昼の短い時間しか営業されていないのですが皆様もこの懐かしい雰囲気と絶品ラーメンを味わってはいかがでしょうか。(2014/12/18)
-------------------------------------以下追記------------------------------------------
再び山一食堂さんにやってきました!
といいますのも、なんとこちら2019年の7月29日で閉店してしまうとのこと!店主の高齢化などで近頃こういった個人店閉業の話がよく聞こえてきましてとても残念なのですが、せめて最後にもう一度山一食堂を味わいたいとやってきました。
4年前とほぼ変わらない、いや記憶する限り変わってない店内を改めて眺めてみることに。
山一食堂のマスコット的存在の天狗様もご健在です。
少なくとも40年以上は営み続けた食堂の風景には重みがありますねえ。
最後の一杯の前に2015年になりますが冷しラーメンをいただきました。氷が浮いて涼しげ、トマトにきゅうり、チャーシューではなくハムとトッピングから推測されるに冷やし中華と同じのようです。
暖かいものとはちがった若干酸味のある冷たいスープにキリッとしめられた麺を楽しめました。
そしてラストオーダーはあえてメニューにはないチャーシューメン(¥850)を!出前の電話で聞いてからずっと気になっていたこの注文が通りましたよみなさん!
大判のバラチャーシューが五枚、適度な脂身と薄めの味付けで飽きのこない逸品!
動物系ダシとショウガが香るスープに細ちじれ麺というバランスの良さ、いわゆる米沢ラーメン系の店の中でも人気店に劣らない味なんですよねー。
あーこれが食べられなくなってしまうなんて、時の流れ無常さを痛感しております。以上本当に無くなってしまうのが惜しいお店、山一食堂さんを記録でしたー!
山一食堂
山形県東置賜郡高畠町大字安久津2333-12
営業時間 11:00~14:00
定休日 火曜日
TEL 0238-52-2502
コメント